広島県大竹市 森口 浩子 様
永代供養についての私見
私が生前に於いて永興寺 位牌堂に安置しました理由を四つ程述べたいと思います。
一 本来戒名は生前につけるもので基本的には二字で前後の名は飾りです。(正式には受戒が必要とされています)
作家 夏目漱石・南画家 富岡鉄斎等多く見られます。現在は、一般的に死後戒名が付けられる風潮・習慣になっていますが、この世に生を受けた者は必ず死を迎えます。死後どんな戒名を受けるか分からないより、生前に自分の好むものを安置させてもらいました。(具体的には所属の和尚さんにいくつかの戒名候補を作って頂き、その中から自分の好みのものを選びました)
二 永興寺は風光明媚な場所です。死の世界はわかりませんが、春には桜、秋は紅葉で心が和みます。
三 今の世の中、家族の在り方、祖先に対する考えが“時代”とはいえ昔の考え方と意識が異なっています。本来ならば、今の自分があるのは祖先があっての事ですが、今の若い人々は、自分達だけで生きているという感覚・意識があり祖先・親への感謝が欠けています。従って死後、家族に迷惑をかけない様、自分を守る意味で自分で払って永代供養の形に決めました。
四 永興寺が存続する限り安泰である事です。
以上、私の拙い考え、意見を述べました。永興寺は今後貴重な存在になると思います。
益々発展します事を祈りつつ筆を擱きます。